都市近郊のローカル鉄道。

北条鉄道は、元加古川線の支線だった北条線だ。1984年に第三セクターで国鉄から路線を継承。加古川線は、かつてはC12がのどかに走っていた路線で、三木線や北条線、鍛冶屋線など支線が多く、列車本数も極めて少なかったことから、当時小中学生だった私は、どうしてもC11とC57が走る播但線へ行ってしまい、加古川線を訪れることはなかった。今となっては残念だが、中坊には仕方がなかった。

北条鉄道は、北条線をそのまま引き継いで、神戸電鉄の終点でもある加古川線の粟生から北条まで13.6kmを走る。神戸電鉄の終点という点からも、全くの田舎ではなく都市近郊で住宅街が近いことが分かる。
設立当初からイベントを駆使して経営努力をしているという印象がある。しかし、今までの車両に魅力を感じることができず、訪れていなかった。しかし、2021年にJR五能線で余剰になったキハ40を導入するというニュースがあり、少し興味を持ったのだった。タイミング良く、身内の用事で近くへ出かけることがあり、キハ40はまだだが、少し足を伸ばして行って見ることにした。

行って見ると、都市に近いわりに、なんとものどかなローカル風景が広がり、沿線の景色も変化に富んでいて、鉄道模型のような楽しい路線だなぁと今頃になって知った(笑)ただやはり、個人的には、ファンシーなカラーリングのオリジナル車両がいまいち好きになれなくてキハ40を待つことにした。むしろ、ここをキハ40が走るのはとても素敵なことだと思った(笑)

2021.12.01



キハ40が正式に走り始めてから、また用事があり、足を伸ばして少しだけ偵察に行った(笑)ニュースに寄れば、キハ40は五能色のままだという。たらこ色(首都圏色)が好きなので、ちょっとなぁ〜と思っていた。しかし、、実際見てみると五能色も悪くない(笑)むしろ新鮮だし、ベースが白なので、どんな風景の中で映えやすいなどと、勝手な理屈で好きになった。またゆっくり訪れたい。2022.4.24  2023.3.21  2023.9.22

<2022.3.21>