10日ほど前に来たのにまたもや長谷へ。
今回は天候に恵まれた。紅葉はさほどないが渕地区のススキの原が美しい。神河町には砥峰高原というススキで有名な場所もある。広大な丘が黄金色のススキでいっぱいになるのは見事だ。風や太陽の移り変わりで表情を変える。
良い天気だと喜んでいたら、やはり夕方になって雲行きが怪しくなってきた。寺前の手前にコスモス畑があるのだが、その辺りに来るともう暗くなってきてポツポツ降り出した。なぜかいつもこうなってしまう。
だから、夕陽の風景がなかなか撮れたことがない。

為信神社の辺りを俯瞰できる場所が面白いがよくみるとちょうど良いカーブを曲がるアングルで電線があるのだ。写真のトリミングによっては気にならないといえば気にならないが惜しい。
渕地区へ向かう道中の、畑の向こうに山筋に沿って走る線路が見える場所も意外と好きなのだ。淡々と走る列車の素朴感が良い。そういえば、この時、写真を撮っていると農家の方が手招きをするので伺ったら、柿がいっぱいあるので持って帰らないかと。荷物も多いので少しだけ頂きますと言ったら、大量にくださった(笑)量の物差しが都会の私とでは違うのだなと思って、ありがたく頂戴した。さらに柚もどうかというので、持って帰られない旨を説明し丁重にお断りした。柿は渋柿かと思ったら甘い柿で美味しく頂いた。クルマで行っていたら柚も頂けたのだが。

ところで、キハ41の姫路側は魔改造の運転台で、最初見たときはフランケンシュタインみたいでギョッとしたが、見慣れてくると愛着さえ湧いてくる。ここにしか走っていないユニークな車両であるし。
角のRやパノラミックウインドウにするのが手間がかかるのは分かるし、キハ40のユニットを組み込むとしたら運転台の機器やランプのレイアウトも変えられないのだろうことは分かるが、もう少し正面顔っぽくできなかったのだろうか(笑)キハ40のデザインは関西風に言えば「シュとしている」ので、反対側の魔改造とのギャップが激しい(笑)

かつて、京都府の加悦鉄道に旧客に運転台を付けてDC化した車両が走っていたが、当時はキハ20の時代で、割と似た感じではあった。とはいえ、旧客が運転台を付けられて国鉄のDC色に塗られた姿は、当時中学生だった私の目にも間に合わせ感満載(笑)で大変なのだなあと思った。

加悦鉄道の客車改造気動車