備後落合

最盛期には職員が120名居たとボランティアでガイドをしておられる方(TVのドキュメンタリーで拝見したことがある)が話しておられた。大昔、SLブームの頃の記憶(あくまで雑誌などで見ただけだが)も大きな駅という印象だった。芸備線用のC58や木次線のC56が複数待機して常に煙が上がっている、そんな印象だった。しかし、現在芸備線のこの区間はJR西日本の中でも最悪に赤字がひどい。”大きな駅”の名残はホームの長さに名残があるが、その他の設備は取り壊されてしまったのかもしれない。給炭と転車台が辛うじて残っている程度だ。この日も崖崩れによる不通があり、東城と備後落合間はバスで振り替え輸送が行われていた。構内にはガイドの方が作られた現役当時を再現したジオラマやパネルなど、賑やかだった頃の備後落合駅をうかがい知ることができる。ガイドの方の駅へのあふれんばかりの愛を感じる。

出雲横田

出雲横田から宍道方面には列車本数が少し増える。立派な駅舎。そばが有名らしいが、夕方、そば屋さんは営業を終了していた。

木次・宍道

木次は、SL時代には機関区があってC56が数台所属していた。今は気動車の車庫がある。宍道駅は山陰本線と木次線乗換の駅で、映画砂の器(木次線亀髙が舞台)にも登場する。出雲市駅は近代的な高架駅になってしまったが、宍道駅は昔の駅の状態で運営されている。