SLブームの頃の聖地「布原」は、今は秘境駅として認知されているそうだ。秘境駅ランキング24位だそう。秘境駅というほど秘境でもないと思うが、無人駅で短すぎるホームや駅舎がないこと、周辺に店舗や自販機すらないというのは、秘境と言えるかもしれない。元々信号所だったのが駅に格上げされたため、駅としては「なにこれ?」って感じではある。
しかし、はるか昔「聖地」だった頃に訪れた印象とあまり違いはない。電化されていることくらいだ。日本の社会は進化した分布原が秘境化したと言うことなのだろう。信号所時代はもっと列車本数が多く、職員も滞在したことから考えると、布原駅自体も寂れたとも言える。

3重連で超有名になった高梁川の橋梁のトンネルの入口周辺は、当時カメラマンのお立ち台になっていたが、現在は木が生い茂って見えなくなっていた。しかし、橋梁はおそらく当時のままで、いい感じにS字カーブして備中神代の方に抜ける。
夏真っ盛り、ヒグラシがうるさいほど鳴いていた。その鳴き声をかき分けるように列車が轟音を立てて通過すると再び蝉時雨で埋まった。

*昔の布原