和田岬線の103系が引退し、ここの103系もいつなくなるか分からない。ときどき221系も入線しているようだし。色の付いた車両がなくなり、銀色の車体にシールを貼っただけのような車両ばかりになるのは、昭和生まれには寂しい。

溝口は、姫路から比較的近くで、一部里山的な風景を走る区間があり、写真を撮りやすい。昔からそうだ。とはいえ、SLが走っていた頃に比べると、驚くほど住宅が建ち並び、あちこちに近代的な風景がある。当たり前だ。半世紀も経っているのだから。

しかし、里山的なエリアは、昔の風情が残っている。駅から福崎方面に10分も歩くと畑が広がり、ため池も見える。かつては、池の横に線路を横断する踏切があり、そこでも写真を撮れたが、今は踏切はなくなり、線路にも立ち入れないようになっている。もう少し行くと線路は切り通しにうなり、そこを抜けると福崎方面への平野が広がる、中国道も見える。昔は中国道はなかったので、邪魔と言えば邪魔だが、自分もその利便性の恩恵を受けているので文句は言えない。
今回は、溝口付近で朝の少しの間だけ写真を撮った。それくらいの時間だけでもかなりの本数が来る。ここに来ると、毎回、ここをC11が牽く列車が走ってきてくれたらとか、C57が牽く貨物や客車が通ればなあと、叶わない望みを妄想してしまう。