京都から奈良まで南北に34.7kmを走る奈良線。京都-奈良間は、近鉄が並走しており、もう少し離れて京阪も走っている。私鉄は近代的な通勤路線だが、JR奈良線は概ね単線でローカル風情の残る路線だった。しかし、城陽以北は複線化、近代化が進みローカル風情がなくなりつつある。少しカーブしていてホーム上屋が美しく、引き込み線等も残されていた桃山駅も近代的なよくある駅になってしまった。とはいえ、城陽以南は、まだまだローカル風情が残っており、単線区間やカーブも多く、天井川をくぐるトンネルも複数あり、変化に富んでいる。
かつては、C58の活躍の場だった、1971年に無煙化、1984年に電化された。無煙時代にもっと撮っておきたかったと悔やむばかり。2022年にはついに黄緑色の103系もいなくなってしまった。

<2014年冬>


<2014年秋>


<2021.09.05>

103系は最後の1編成だけが走っていて、タイミング良く遭遇した。